ABBは、RobotStudioにPCからスカラロボットを制御する機能を追加した。
RobotStudioは、インストール前にプログラミング、設定、および仮想の試運転を行うPCベースのソリューションである。実際の生産ラインを阻害することなく、仮想3D環境においてロボット設備を作成、シミュレート、テストすることを可能にする。
RobotStudioのアドオンであるRobot Control Mateを使用することで、PCからロボットをジョグ、ティーチ、キャリブレーションすることができるようになるため、スカラロボットの動きを制御することが可能になる。
ABBのオフラインプログラミングソフトウェアを使用して、ロボットの物理的な動きをリアルタイムで制御することができる。また、ロボットを操作するためのティーチングペンダントが所定の位置にない場合でもロボットのプログラミングが可能になる。
Robot Control Mateは、初めにABBの天吊り型ロボットである「IRB910INV」で利用可能になり、ABBのポートフォリオに含まれる他のロボットにも展開される予定だという。
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大学卒業後、メーカーに勤務。生産技術職として新規ラインの立ち上げや、工場内のカイゼン業務に携わる。2019年7月に入社し、製造業を中心としたIoTの可能性について探求中。