住友重機械工業株式会社は、同社が提供する無人搬送車(以下、AGV)および自律移動ロボット(以下、AMR)用ドライブソリューション「smartris」の新ラインアップとして、従来製品から80%小型化したコンパクトドライバの販売を、2024年3月1日から開始すると発表した。
「smartris」は、ギヤ、サーボモータ、サーボドライバの3つを組み合わせ、AGV/AMRの駆動用部品を一つのパッケージとして提供する製品だ。必要なコンポーネントがパッケージ化されているため、AGV/AMRの設計・製作が容易になる。
今回発表された新たなドライバは、ノーマルドライバと同等の性能で、幅120mm、質量0.3kgとコンパクトな点が特徴だ。
インホイール構造により、AGV/AMRの省スペース化を実現し、低床化や内部空間の有効活用に貢献する。
また、複数のサイズと減速比を準備し、AGV/AMRの仕様に合わせて適切な製品を選択可能だ。
さらに、高分解能サーボ制御により、最高走行速度2.0m/s、最大加速度1.0m/s²での運転が可能だ。
安全性に関しては、耐衝撃性に優れたサイクロ減速機の機構(アルタックスNEO)を採用している。さらに、安全機能STO(セーフトルクオフ)も選択可能であり、コンパクトドライバのSTO機能については近日中に対応する予定だ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。