セコム株式会社は、セコムのセキュリティシステムとロボットを連携させ、店舗やオフィスの警戒状態を解くことなく、清掃ロボットなど無人時に作業を行うロボットを稼働させるための相互連携規格を確立し、2024年6月から運用を開始すると発表した。
今回発表されたセキュリティシステムと清掃ロボットの相互連携規格「SECOM AZ Certified」は、ロボット活用に適したセンサ配置等のセキュリティプランニング、ロボットの動作状態に応じてセキュリティシステムが適切な警戒状態をとるための連携プロトコルや、ロボットが清掃している間に侵入・火災が発生した際のセキュリティシステム運用などを定めたものだ。
店舗やオフィスにおいて、セコムのセキュリティシステムが警戒状態にあるなか、清掃開始時刻になると、清掃ロボットとセキュリティシステムが連携。必要な警戒状態を維持しつつ、警備用センサによる清掃ロボットの誤検知を防ぎ、ロボット清掃を行うことが可能だ。
また、オプションとして、システムセキュリティ「AZ」および「AZ-Air」の専用アプリを通じて、清掃作業正常終了・中断などの通知を受け取ることもできる。
なお、「SECOM AZ Certified」による連携第一号として、アマノ株式会社の小型床洗浄ロボット「HAPiiBOT」による運用を、6月より大手スーパーマーケットの店舗で開始するとのことだ。
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