株式会社オリィ研究所は、同社が提供する遠隔操作ができる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を活用した、高齢者施設における実証実験を株式会社仙拓とともに2024年7月23日より開始した。
今回の実証実験では、視覚障害を持ち「外出困難者」であるピアカウンセラーが、パソコンのスクリーンリーダを用いて「OriHime」を操作し、社会福祉法人愛光園が運営する高齢者施設「介護老人保健施設 相生(あいおい)」の認知症利用者に対してカウンセリングを行い、その効果を観測する。
今後、利用者のBPSD、認知機能、心の変化などを8月末まで経過観察していくことで、「OriHime」を通じたコミュニケーションの具体的な効果を測定していく予定だ。また、視覚障害がある方の就労やコミュニケーションの手段として、「OriHime」の可能性を確認することをもう一つの目的としているとのことだ。
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