モバイルインダストリアルロボット(以下、MiR)は、同社のAMR(自律走行搬送ロボット)と、異なるメーカのロボット間の通信を標準化する規格「VDA5050」互換のサードパーティ製フリート管理システムとを連携する「MiRVDA 5050」アダプターを発表した。
この新しいソフトウェア・アダプターは、サードパーティ製システムとの統合を簡素化し、多様なロボットを管理することができるものだ。
MiRの既存のRESTFULロボットインターフェースとMQTTプロトコルを接続し、MiRのAMRとサードパーティーシステム間のVDAメッセージ交換を容易にする。
これにより、多様なロボットを管理することができ、標準化されたアプローチを求める倉庫、配送センター、製造施設の相互運用性を可能にするとしている。
なお、「VDA5050」アダプタは、MHP、SYNAOS、Siemens SIMOVE、KINEXONの協力により開発されたものだ。
MiRは今後、規格の進化に合わせて、継続的なアップデートと互換性の保証のためのオプションのサポート契約を提供するとしている。
MiRの製品担当副社長であるケビン・デュマ氏は、「VDA5050アダプタは、マルチベンダー統合を提供し、スムーズな展開と設定、業界標準への準拠、進歩や顧客のニーズへの継続的な対応を実現する。このアダプタは、オートメーション導入の全過程において、多くの選択肢と柔軟性を提供する。」と述べている。
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