従来、自動搬送ロボット(以下、AMR)にトラブルが発生した際には、メーカやSIerへ問い合わせる必要があり、復旧までに時間を要するケースが課題であった。
そこで株式会社Phoxterは、生成AI機能を搭載してチャット形式でトラブル解決が可能なAMRを開発し、2025年9月中に受注を開始することを発表した。
この生成AI機能は、FAQや設備マニュアルを登録・更新し、自社専用の知識データベースとして育成することができるものだ。トラブル時にはログ収集や手順提示、保全通知を自動で支援する。
AMRのハードウェア面は、付帯電源を標準搭載しており、センサ・コンベアといった追加機器の検証にも対応している。
導入形態はオンプレミスとクラウドから選択可能で、今後はエージェント機能などへの拡張も予定している。
これにより、稼働停止時間を抑え、生産性の向上を支援する。
なお、この生成AI機能搭載のAMRシステムは、2025年9月10日から12日に東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2025」にて公開されるとのことだ。
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