F-Secure(以下、エフセキュア)は、2014年にリリースしたシングルボードコンピュータ「USB Armory」の第2世代製品となる「USB Armory Mk II」を発売した。
同製品は、エフセキュアのハードウェアセキュリティチームであるF-Secure Foundryによって開発された。フラッシュドライブサイズのコンパクトな設計で、IoTデバイス向けテストなどの用途に向けて、さまざまなセキュリティアプリケーションを実行および開発するプラットフォームとしての機能を提供する。
USB Armory Mk IIのセキュリティ機能には、暗号化コプロセッサー、乱数ジェネレーター、セキュアブート機能などが含まれる。これらの機能は、ブートプロトコルなどの低レイヤープロセスに危害をもたらす可能性のある物理的改ざん技術などの様々な攻撃からデバイスを保護する。
USB Armoryの主な用途は以下の通り。
- 自動暗号化/ウイルススキャン/ホスト認証/データの自己破壊などの高度な機能を備えた大容量ストレージ
- ハードウェアセキュリティモジュール
- 信頼できないホストのOpenSSHクライアントおよびエージェント
- エンドツーエンドVPNトンネリング用のルーター
- Torブリッジ
- 統合Webサーバのパスワードマネージャー
- 仮想通貨ウォレット
- 認証トークン
- ポータブルな侵入テスト用プラットフォーム
- 低レイヤーUSBセキュリティテスト
USB Armory Mk IIは既に受注を開始しており、メーカー希望小売価格は、1台120ユーロだ。
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