近年、コロナ禍によりフィッシングや標的型攻撃など、メールを利用した受信者を起点に侵害しようとするサイバー攻撃が増加している。
また、国内だけでなく、海外拠点を狙ったサイバー攻撃の被害も拡大しており、サプライチェーンリスク管理の観点から、海外グループ会社も含めたセキュリティ意識向上の必要性が高まっている。
そうした中、日本電気株式会社(以下、NEC)は本日、フィッシングや標的型攻撃メール、ソーシャルエンジニアリングなどの、「人」を対象としたサイバー攻撃への対応力を強化する「NECセキュリティアウェアネストレーニングサービス」を、2022年6月24日より提供開始することを発表した。
「NECセキュリティアウェアネストレーニングサービス」では、セキュリティ意識向上トレーニングとフィッシングシミュレーション・分析を組み合わせた統合型プラットフォーム「KnowBe4」を活用しており、NECのSI、運用ノウハウをもとに、組織内で教育や訓練を行うための環境構築・運用支援までを提供する。
繰り返し実施できるメール訓練と教育コンテンツにより、組織内のセキュリティアウェアネス(セキュリティ意識)を向上させ、詐欺メールをはじめとしたセキュリティリスクへの対応力を強化する。
また、多言語対応した教育コンテンツを海外拠点や関連会社も含めて広く展開することで、グローバル全体でのガバナンス強化、サプライチェーンリスク低減が可能。
さらに、セキュリティ教育の効果を訓練結果から分析し可視化することで、組織内の部門や個人単位でリスクを把握することができ、リスクが高いと判断された対象に追加でメール訓練や教育の受講を実施するなどの運用を行うことが可能だ。
なお「NECセキュリティアウェアネストレーニングサービス」は、セキュリティ対策を、「テクノロジー」「組織プロセス」「人材育成啓発」の3つの観点でトータルに支援する「セキュリティプロフェッショナルサービス」のラインアップとして提供することで、メールセキュリティ製品の導入など、技術的対策と合わせて組織のセキュリティ対応力向上を支援する。
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