日本電気(以下、NEC)は、サイバー攻撃によるマルウェア感染に起因する不正プログラム実行やプログラム改ざんを検知するセキュリティソフトウェア「軽量プログラム改ざん検知」を、ローカル5G基地局装置の無線機(Radio Unit、以下 RU)に標準搭載し、2022年10月から提供開始することを発表した。
「軽量プログラム改ざん検知」が搭載されたRUは、起動時や稼働中に発生したマルウェア感染による不正プログラム実行やプログラム改ざんを即時検知し、運用管理者に通知することで、遮断や復旧といった早急な対処が可能となる。
また、プログラム起動時は「高速」、動作中は「低負荷」といった、稼働状況に合わせた検査が可能。これにより、長期間稼働し続け、通信処理のリアルタイム性能が要求される通信機器でも動作を妨げずに検知することができる。
NECは、今後もローカル5G基地局装置における他の機器やUPF等にも「軽量プログラム改ざん検知」を順次搭載し、ローカル5Gシステム全体のセキュリティ強化していくとしている。また、検知後の対処は、今後マネージドサービスを提供していく予定だ。
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