SCSKは4月7日、グループの会社のSkeed、ハートネットワークと、愛媛県新居浜市で、無線ネットワーク構築技術を活用した、園児のバスでの置き去りを防止する見守りサービスの実証実験を5月から開始すると発表した。
実証は新居浜市内でバスを所有する幼稚園の中から、2つの施設で実施を予定。Skeedが提供する「SkeedOz(スキードオズ)」の無線ネットワーク構築技術を使用し、園児が携帯するブルートゥースタグで所在場所を検知するとともに、異常事態の発生時には警報機器やメールなどで通知する。
「SkeedOz(スキードオズ)」は、大量のデータを末端の装置で自律的に流通、蓄積、処理するIoT通信基盤ソフトウエア。広く分散設置された通信ノードが自律分散機構でメッシュネットワークを構成するため、ブルートゥースタグやセンサーなどの情報を安価に収集できる。また、幼稚園に到着した園児の情報も一括で管理して、登園管理にも活用する。
Skeedとハートネットワークは、2021年から新居浜市で、小学生の見守りで、ブルートゥースタグと「SkeedOz」を利用した「みまもり隊にいはま」のサービスを協働で提供する。
今回、このサービスの技術・知見を、保育施設が運営するバス車内での園児の置き去りの防止に活用するために、実証実験を実施することにした。実証実験後には、結果を踏まえて、保育施設で必要な機能追加を行い、サービス提供を目指すとしている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。