Infinidatは、Veeam及びRed Hatと協業し、複数のコンテナを管理するためのオープンソースのシステム「Kubernetes」環境向けのデータ保護ソリューションを提供することを発表した。
「Kubernetes」は、複数のコンテナを管理するためのオープンソースのシステムだ。最近では、企業がアプリケーションやサービスを運営するために多く使われているが、「Kubernetes」環境で動くシステムのデータを保護することは容易ではないのが課題であった。
今回発表された新しいソリューションは、Infinidatのストレージソリューション「InfiniBox」と、VeeamのKubernetes向けデータ保護ソフト「Kasten v7.5」を組み合わせたものだ。
「InfiniBox」が高速で安全なデータ保存を提供し、「Kasten v7.5」がそのデータのバックアップや復元を行う。これにより、「Kubernetes」環境で運営されているデータを守ることが可能になるという。
特に、大規模なデータ保護や迅速な復元が求められる企業にとって、この組み合わせが有効に働くとしている。
さらにInfinidatは、「Kubernetes」環境で必要とされるデータ保護やバックアップ機能を強化するためのCSIドライバを提供する。
加えて、このソリューションは、Red Hatのコンテナおよび仮想マシンの管理ツール「Red Hat OpenShift Virtualization」をサポートしており、企業が仮想マシン(VM)やコンテナワークロードを効率的に管理できるようにしている。
これにより、企業は従来の仮想化システムから「Kubernetes」環境へスムーズに移行することができるのだとしている。
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