属性に合ったコンテンツを表示するIntelligent Display
2つ目はIntelligent Display。これはディスプレイの前に立った人物をカメラで属性を分析し、その人物に合ったコンテンツをディスプレイに表示するというソリューションだ。会見内では具体的な利用事例として、スーパーマーケット内のサイネージを利用して顧客の属性に応じた商品情報を表示する、というものが紹介されていた。
会見内では、カメラの前に立った人物を認識し、性別による判断結果をディスプレイに表示する、という下記の写真にあるようなデモンストレーションが行われた。デモンストレーションでは4Gを使った場合と5Gを使った場合の、反応速度の違いが比較できるようにディスプレイされていた。
モーションセンサーによる3Dホログラム操作
3つ目は3Dホログラムのソリューション。これはユーザーの動きをモーションセンサーによって感知し、それに伴って立体映像が動くという仕組みを提供するものだ。KDDI・原田氏によれば、例えば美術館に飾ってある展示物を様々な角度から観察したい場合などに利用が見込まれるという。5G技術についてはユーザーのモーションを感知し通信する際に使われている。
VRのように専用のゴーグルを付けることなく3Dコンテンツを視聴できるのが特徴だ。会見内ではトップ画像にあるような、壺の3Dホログラムが映し出され、手のモーションで操るデモンストレーションが行われた。
1
2
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
1986年千葉県生まれ。出版関連会社勤務の後、フリーランスのライターを経て「IoTNEWS」編集部所属。現在、デジタルをビジネスに取り込むことで生まれる価値について研究中。IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。