近年、少子高齢化により国内市場が縮小する中で、小売流通業界では店舗あたりの売上効率の向上、適切な出退店判断が欠かせない。そこで、購買に至る前の顧客行動をデータとして可視化することで、店舗の状態を客観的に把握することが重要となっており、店舗解析サービスを導入する企業が増えている。これにより、好不調の要因を的確に把握し、施策の改善や意思決定の精度を高め、店舗の収益改善を支援する。
しかし、店頭での接客が多いラグジュアリーブランドなどでは、取得した来店人数のデータに、スタッフの計測数が多く含まれる場合があり、買上率や入店率といった指標を正確に把握することが難しかった。
そこで、ABEJAは、小売流通業向け店舗解析サービス「ABEJA Insight for Retail」に、「来店カウントにおけるスタッフ除去機能」の提供を本日から開始した。
スタッフ除去機能では、専用のタグを持ったスタッフをカメラで認識し、スタッフ数を計測する。専用のカメラで取得した来店人数から、計測したスタッフ数を差し引くことで、正確な来店客数を把握する。
なお、同機能の利用においては、来店人数カウントを行う専用のカメラとスタッフ数分のタグの導入が必要である。
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