アイシン精機株式会社では、2015年3月に初代モデルを発表したパーソナルモビリティ「ILY-Ai(アイリーエーアイ)」の開発・評価を進めてきた。
ILY-Aiは、乗車モードの「ビークル」、立ち乗りスタイルの「スクーター」、便利に荷物を運搬できる「カート」、使った後はコンパクトに収納できる「キャリー」の、4つのスタイルに変形できるパーソナルモビリティだ。3輪構成で、前輪が電動で駆動する仕様であり、アクセルとハンドルで操作できる。また、安全機能として、飛び出しや障害物、路面の段差や穴などを検出することができる赤外線センサーを車両前方に搭載している。
大型商業施設内でのショッピングパートナーとして、買い物時にカートとして利用したり、子どもと一緒に乗ったりと、ユーザーの様々な用途に合わせて利用することが可能だ。
今回、同社はILY-Aiを事業化すると発表した。2019年7月から実証実験として貸し出しを行ってきたトヨタオートモールクリエイトが運営するショッピングセンター「カラフルタウン岐阜」に、明日3月7日から有償でのリース提供を行う。その後、全国の様々な商業施設への導入に向けて取り組みを進める。
なお、事業形態としてはショッピングセンターへのリースとなり、一般の顧客は利用会員登録をすれば、無料でレンタルすることができる。
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