新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により外出自粛要請が続く中、スーパーマーケットや商店街で来店者の密閉・密集・密接の3密状態を解消するため、ソーシャルディスタンスなど様々な対策が求められている。
OMOマーケティングやリテールメディアDMP事業を行う株式会社アドインテは、過去のPOSデータや様々なIoTセンサーとセンシング技術を活用した混雑状況可視化サービスをスーパーマーケット等の小売業各社に提供開始した。
同サービスは、アドインテが独自開発したIoT端末「AIBeacon」(※)を活用して自社サイトやアプリ、店頭サイネージなどと小売店を連携させることで、混雑状況が来店者へ通知される。スーパーマーケットの場合、フロア内にAIBeaconを1~2台程度設置することで店舗全域の捕捉が可能だ。最短1週間~2週間で導入可能なほか、導入までの初期設定は不要なので特別な工事も必要なく、電源に接続するだけで計測開始できる。
今後はAIも活用して、過去の混雑データやPOSデータから未来60分後の混雑予測、閲覧可能なサービスなどを順次アップデートする予定である。
※ AIBeacon:Wi-Fiでも検知が可能で、専用アプリも不要なBeaconである。Wi-Fi対応によって、計測可能範囲は半径数メートルからMAXで約180mになり、個人情報を取得することなく匿名のアクセス情報が取得可能だ。取得した情報はアドインテDMPに蓄積され、様々なマーケティング施策に活用することができる。
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