新型コロナウイルスの感染拡大を経て、近年ではテレワークや在宅勤務を基本とする働き方が一般的なものとなり、分散型ワークに対する関心も高まっているが、テレワークをはじめとするオンラインワークの普及と同時に、社員が孤独を感じる、社員同士のコミュニケーションが不足するといった新たな課題が生じている。
NECネッツエスアイ株式会社は、ニューノーマル時代の5Gを活用した新しいワークスタイルの実証実験を2021年1月から2022年3月まで日本橋イノベーションベースを中心に行う。
同実証は、5Gを活用した「コミュニケーション活性化」と「職場環境の見える化」を行うことで上記の課題を解決し、ニューノーマル時代における「新たなオンラインワークスタイル」の確立を目指すものである。
- コミュニケーション活性化
- 職場環境の見える化
5Gを用いてオフィス間やオフィス・自宅間を高精細映像で接続することで、遠隔地にいながらリアルタイムかつ臨場感のあるやり取りができる環境を構築し、在宅勤務における孤独感の解消やコミュニケーション機会ロスの低減効果を検証する。加えて、自律走行するロボットをリアルアバターとして活用することで、さらなる効果が得られるかの実証を行う。
環境センサーを用いて在宅環境を可視化する。5G通信を用いて温度・湿度・照度などの環境データをリアルタイムに把握し、最適な労働環境の提案と業務効率の向上につなげる。
なお、同実証は、東京都の「5Gを活用した「新たなワークスタイル」モデル実証補助金」を活用して実施するものである。
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