日本国内では少子高齢化による労働人口減少に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響による人手不足が大きな課題となっている。特に飲食・サービス業界における従事者数は、新型コロナウイルス感染拡大以前の約549万人(2019年8月)から約488万人(2021年8月)と1割以上減少している。加えて、日常生活における衛生意識や非接触による感染防止対策へのニーズが高まり、配膳・運搬ロボットが注目されている。
ソフトバンクロボティクス株式会社とアイリスオーヤマ株式会社は、Keenon Robotics株式会社の配膳・運搬ロボット「Keenbot アイリスエディション」の国内販売を開始した。
Keenbot アイリスエディションは、最大4段のトレーを搭載し、大容量の配膳や下げ膳に対応したロボットである。低重心かつ堅牢な筐体設計により安定的な運搬を実現するとともに、タッチパネルによる簡単な操作が特長で、レストランやゴルフ場、ホテルなど広範囲の会場での稼働に適している。
ソフトバンクロボティクスとアイリスオーヤマは、販売中の配膳・運搬ロボット「Servi アイリスエディション」に加え、新たにKeenbot アイリスエディションをラインアップに加えることで、導入企業の店舗規模や使用環境、配膳容量などに合わせて、より適切で柔軟な製品提案を行い、配膳・運搬ロボットの普及拡大と業務効率化や非接触など多様なニーズに対応していく。
なお、Keenbot アイリスエディションは、「シンガポール・シーフード・リパブリック 東京」や「湯快リゾート 片山津温泉 NEW MARUYAホテル」、「Pepper PARLOR」にて実証実験を行っており、配膳や下げ膳などに活用されている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。