オムロン株式会社は、人を理解することを目的とした顔画像センシング技術「OKAO Vision」の技術開発に取り組んでおり、これまで「顔検出」「顔認証」「笑顔度推定」「視線やまぶた、口の開閉検出」「年代・性別推定」など、16種類のソフトウェアライブラリ機能を提供している。
そうした中、オムロンは本日、マスクを着用したままでも顔認証を可能とする、AI搭載の「OKAO Vision 顔認証マスク対応版 ソフトウェアライブラリ」を、4月20日から提供開始することを発表した。
「OKAO Vision 顔認証マスク対応版 ソフトウェアライブラリ」は、AI・ディープラーニング技術を搭載しながら、機器組み込みに特化したアルゴリズムにより大容量サーバを必要とせず、導入を容易にしている。
さらに、本来であれば逆光など周囲環境による顔認証が難しい環境下でも、高速・高精度での顔の検出・認識を行うことができる。
これにより、マスクを着用した状態でも対象人物の特定を可能とし、入退室などのセキュリティ管理、非接触の顔認証システムなどで活用することができる。
想定されている利用シーンは入退館システム、セキュリティドア、工作機器操作ログイン、会議予約システム、複合機のログインなどで、不織布マスク(白、青)、ウレタンマスク(白、黒、グレー)に対応している。
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