東芝インフラシステムズ、多機能画像センサ「SMART EYE SENSOR MULTI 2」を発売

東芝インフラシステムズ株式会社は、画像情報により人物の在・不在や、おおよその人数・活動量などを検知可能な人感センサ「SMART EYE SENSOR MULTI(スマートアイセンサーマルチ)」の後継機として、検知範囲を1.44倍に拡大した「SMART EYE SENSOR MULTI 2」を、2023年9月より発売することを発表した。

一般的に、赤外線の変化を検出する従来の焦電型赤外線センサでは、人の大きな動作がないと検知が難しいため、例えば執務室において照明制御を行う場合、着席してデスクワークをしているなど、人の動きが小さい時には消灯してしまうという課題があった。

そこで「SMART EYE SENSOR MULTI 2」では、画像情報により、人の微細な動きを検知可能としている。

また、人の在・不在だけでなく、検知エリア内のおおよその人数や活動量なども検知可能なため、在室人数に応じて空調の設定温度や換気量を調整することができる。

なお、入力画像を取得するカメラには、新たに高性能カメラを採用することで高解像度化を図り、検知範囲は従来機種の9m×9mから10.8m×10.8mと、1.44倍に拡大している。

左:従来機種の撮像イメージ 右:「SMART EYE SENSOR MULTI 2」の撮像イメージ

さらに、周囲の明るさも把握(照度推定)できるため、照明の調光制御などに活用すれば、別途、照度センサを設置する必要はない。

10.8m×10.8mの執務空間において、「SMART EYE SENSOR MULTI 2」を用いて調光可能な照明器具36灯を制御すると想定した場合のイメージ

なお、「SMART EYE SENSOR MULTI 2」の標準的な使い方では、画像データ自体の出力は行わず、「SMART EYE SENSOR MULTI 2」による演算結果のみを出力するため、プライバシーや機密情報へ配慮が必要な場所へも設置することが可能だ。

今回、東芝デバイス&ストレージ株式会社が開発した画像認識AIプロセッサ「Visconti5」を搭載している。

これにより、多様な対象物を高精度に認識することが可能になるため、従来機と比較し、人物の存在や人数などのデータをより正確に取得できるとともに、さらなる検知機能の強化も可能となった。

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