TOTO株式会社と富士通株式会社は、富士通の行動分析AI「行動分析技術 Actlyzer」を活用し、ミリ波センサを用いてプライバシーを重視する必要がある空間での見守りについて、実証実験を行うことを発表した。
今回の実証実験では、バリアフリートイレ内のミリ波センサから、利用者の状態を反射波情報、点群データとして収集し、長時間の在室や転倒などを検知した結果について、適切に検知できているかどうかなどの有効性を検証し、評価と改善を行う。
両社の役割としては、富士通が見守り技術の提供と、データ収集および分析、技術評価にもとづく技術向上を行い、TOTOがバリアフリートイレ空間づくりの知見を用いた技術評価および技術向上の方向性を提案する形だ。
実証期間は2024年1月15日から12月末までで、TOTOの「UD研究所(R&Dセンタ)」と富士通の「富士通 F3rdLab」にて行われる。
今後両社は、実証実験の評価結果に基づき、プライバシーに配慮した見守り技術のさらなる改善を行い、バリアフリートイレを利用する方にとって安全・安心な公共トイレ空間の創出とサービス化を目指すとしている。
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