株式会社ノジマと株式会社日立製作所は、日立が開発したヒューマノイドロボット「EMIEW3」を活用した小売業における接客の実証実験を、12月10日から神奈川県内のノジマ3店舗において開始する。
今回の実証実験では、ノジマに来店客に対して売り場の案内やお薦め品の紹介といった接客を行う。ノジマと日立は、今回の実証実験を通じて、日本の小売業界における接客・案内サービスの品質向上を目的としたロボット活用の可能性を検討し、新たな付加価値の創出をめざす。また、ノジマでは今後、ロボットを活用する店舗の拡大も検討していく。
これまで、日立は、人と対話し行動するロボット「EMIEW」を2005年に開発し、その後改良を重ね、2016年4月に「EMIEW3」を発表した。「EMIEW3」は公共スペースや商業施設などにおいて、サポートを必要とする顧客のもとに自ら移動し、接客・案内などのサービスを通して、顧客業務の支援を行うことを目的に開発したヒューマノイドロボットだ。
一方、ノジマは関東を中心に家電専門店145店舗、通信、キャリアショップについては日本全国で646店舗を運営し、「デジタル一番星」「お客様満足度No.1」を常に追求し、その実現のために「選びやすい売場」および「お客様の立場に立った接客」を心がけてきた。
両社は今回の実証実験に先立ち、「EMIEW3」による店舗内での対話や案内方法を共同で検討した「EMIEW3」による業務支援を通じて、ノジマの店舗における接客・案内サービスの品質をさらに向上することをめざす。
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