OQTA株式会社は“キズナ聞こえるIoT鳩時計”OQTA HATOを活用した実証実験を本年9月より大牟田市にて実施する。
OQTA HATOは離れた相手に音で思いを届ける鳩時計型のIoTデバイス。アプリを起動しボタンを押すと、遠く離れた相手のもとで1秒ほど鳩が鳴く仕組みだ。電話やメールメッセンジャー等、言語を用いる通信手段に比べ、“誰かを想う気持ちだけ”を音にして届けるという機能を抑えたコミュニケーションIoTデバイスだ。
福岡県大牟田市は、全国に先駆けて「認知症の人とともに暮らすまちづくり宣言」を掲げ、認知症の人と家族を地域で支えるような様々な仕組みづくりや先駆的な取り組みで知られている。
同市では長らく「パーソンセンタード」という考え方をもとに,認知症の患者や家族が安心して暮らせるまちづくりを実践。今回の実証実験では大牟田リビングラボの協力のもと、約20台OQTA HATOを試験的に大牟田市内の介護施設や病院に導入し、患者や家族および介護従事者に起こる意識変化の有意差の測定を試みる。
今回の実証実験によって顕在化された大切なひととのつながりが、社会課題を解決する有効なひとつの手段としての可能性を検証するという。
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