日本電気株式会社(以下、NEC)は、京都市上下水道局が民間企業との共同研究として実施しているIoTを活用した水道スマートメーターの試験的導入と電波状況確認試験に参画し、LoRaWAN(※)の実効性を検証する。
共同研究はIoTの各通信方式を用いて、京都市左京区の山間地域の一部(久多、広河原、花脊、別所及び百井地域)で2018年12月~2019年5月の期間、実施される予定。
今回試験的に導入される水道スマートメーターは、計測した使用水量等のデータを通信回線で遠隔地に自動送信することができる。これにより、現地に出向くことなく検針することが可能となり、業務の効率化とともに、「使用水量の見える化」等の顧客サービスの向上、漏水の早期発見等が可能になる。
NECは、低消費電力で広域通信を実現する新無線通信技術「LPWA」の一つであるLoRaWANの伝搬状況の確認を、無積雪期と積雪期の両方に行い、電池消費量も確認するという。
※LoRaWAN:LoRA allianceで規格化が進められている低消費電力の広域ネットワークプロトコル。
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