全国約7万台のタクシー車両をネットワークするタクシーアプリ「JapanTaxi」を展開するJapanTaxi株式会社は、「JapanTaxi Data Platform」を立ち上げ、タクシーを起点としたデータ活用を行っている。
この取り組みのひとつとして、IoTを活用した見守りサービスを提供する株式会社ottaと2017年9月に協業を開始し、全国のタクシー車両後部座席に設置される「JapanTaxiタブレット」を、ottaが提供するIoT見守りサービス「otta 見守りサービス」の動く基地局として活用している。現在全国7都市(東京、大阪、福岡、神奈川、埼玉、神戸、京都)で稼働している。
今回、JapanTaxiとottaは、JapanTaxiがottaへ出資を行う形で、資本業務提携を締結した。両社で行う「otta 見守りサービス」の展開を加速させると共に、蓄積したビッグデータとリアルタイムの情報を掛け合わせ、ドライバーに事故リスクを注意喚起する「AI危険予測サービス」の開発を行う。
「AI危険予測サービス」は、「otta 見守りサービス」で蓄積された実際の通学・通行状況と、天候などのリアルタイムデータを組み合わせ、事故リスクの高い交差点や路地への進入時に、走行中のドライバーへ対して音声で注意喚起を行うサービスだ。まずはタクシー乗務員に向けたサービス提供からスタートし、将来的にナビシステムへの標準装備を実現すべく開発を進める。
同サービスは、2019年度中の提供が予定されている。
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