アドバンテック株式会社では、クラウド・コンピューティング・ソリューションに向けたサーバーに対し長年NVIDIA GPUを採用してきた。今回、この動きを更に加速化させ、新たなコンピューティング、リアルタイムAIへと進化を続ける目的で、NVIDIAとの協業を発表した。
今回の協業に伴い、アドバンテックはAIエッジからクラウドまで、NVIDIAテクノロジーに基づくAI製品のフルラインナップを開発した。
エッジ側については、アドバンテックはNVIDIA Jetsonプラットフォームのパワフルな性能を生かし、スマートシティ、運輸・輸送、モノづくりといった用途に向けた「MIC-710IVA」、「MIC-720AI」、「MIC-730AI」という3種類のAIエッジソリューションを展開する。これにより、AIアプリケーション開発者はJetsonに基づくAIソリューションを迅速に構築できる。
上記3種類のうち、第1弾として「MIC-720AI」を発売した。Jetson TX2を製品化しているため、Jetson TX2開発キットで開発していた顧客はそのまま実環境へ適用する際に利用できる。ファンレス 、省スペース筐体、および過酷な環境下でも使用できるハードウェアが特徴であり、主に以下の3つの分野での利用が想定されている。
- 交通監視
高速道路、幹線道路等での車両認識、および渋滞監視を行う。 - AOI (自動画像検査)
工場などの製造ラインでの良/不良品の判別を行う。 - セキュリティ
人物、及びその行動監視を行う。例えば、駅プラットフォーム等での人の転倒、転落などを検出する。
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