関西地域では、ワールドマスターズゲームズ、大阪・関西万博といったイベントの実施に伴い、大阪駅周辺や夢洲などのエリア開発を控えている。さらに、今後も訪日外国人観光客の増加が見込まれ、関西広域への波及が期待されている。
こうした中、デジタルを活用した安全で住みよい街づくりやスマートホスピタリティの実現が課題となっており、これらの課題を解決するため、公民連携をはじめとした様々な組織を越えた共創が求められている。
そこで、日本電気株式会社(以下、NEC)は、イノベーションを生む共創空間「NEC Future Creation Hub KANSAI」をNEC関西ビルに新設した。
同施設には、生体認証「Bio-IDiom」や映像解析をはじめとするICTアセットが実装されたスマートシティを体感できるコンテンツ、共創に向けた対話を促進するプログラムなどが用意されている。また、本年8月、関西支社内に「まちづくり推進室」を設置し、事業推進の強化もしている。これらにより、関西地域でのスマートシティ実現に向けた共創を推進していく。
なお、NECは「2020中期経営計画」において社会価値創造型企業への変革を進めており、本年2月に「NEC Future Creation Hub」を東京都港区にNEC本社ビルを新設しており、今回の同施設新設もその一環である。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。