ダッソー・システムズは本日、大成建設株式会社が、ダッソー・システムズのバーチャル都市計画ソリューション3DEXPERIENCityを導入したことを発表した。 「3DEXPERIENCity」は、3DEXPERIENCEプラットフォーム上で提供される都市計画・地域開発向けのソリューションだ。
拡張可能で単一の情報ハブとなることで、現実の世界を再現、拡張、改善し、持続可能な都市づくりに向けてデータ、プロセス、人々の流れを管理する。ビジュアライゼーション、シミュレーション、コラボレーションといった各機能を駆使して、建築物、都市インフラ、プランニング、資源配分、居住環境といったさまざまな課題に取り組む。
大成建設は、この3DEXPERIENCEプラットフォームのデジタル環境を活用して3D都市モデルをデジタルツインとして作成し、これを個別のビル建設の受注や改修だけでなく、エリア・群としての建築物の包括的なFM(ファシリティ・マネジメント)、たとえばセキュリティや防災、地域の活性化施策などにも活用することで、都市の事業者、利用者の利便性に対する新しい価値創造に活用する。
最初の3DEXPERIENCityプロジェクトでは、銀座エリアの商業施設・ビルなどが統合されたバーチャル都市モデルを開発した。既に同エリアの道路、信号、建造物、街路樹等の外観を中心とした3Dデジタルモデルをオブジェクトとして作成し、個別作成したBIMモデルとの連携を実証した結果、エリア全体のシミュレーションが可能になった。
今後、このモデルをIoTのデータなどに連動させることにより、詳細かつ正確に再現された銀座エリアの3Dデジタルモデルを介して、俯瞰的な視点から、あるべき未来像を共有し、関係者とのプレゼンテーションやディスカッション、各種シナリオのテストなどに利用し、エリアの付加価値の向上に寄与する。
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