東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、2019年より地域の情報を地域エッジで収集・分析し、それらを流通させることで地域社会全体でデータを共有・活用し、地域課題を解決することを目的とした「REIWAプロジェクト」を推進している。
そうした中NTT東日本は、清水建設株式会社が開発した建物オペレーティングシステム「DX-Core」と、「REIWAプロジェクト」で推進するネットワークを接続・連携させ、建物群に建物運用ソリューションを提供する共同実証を行うことを発表した。
今回発表された協業の内容は、NTT東日本のコンピューティング基盤(地域エッジ)と「DX-Core」を連携させることにより、同一地域に複数拠点を構える事業者やスマートシティの建物群を運用する自治体などに対して、「DX-Core」による建物運用ソリューションをコンピューティング基盤とパッケージで提供し、導入コストとランニングコストの削減につなげていくというものだ。
なお協業に先駆け、このソリューションは清水建設が開発中の賃貸オフィスに適用され、その実証結果をもとに全国展開していくという。
今後両社は、今回の協業を建物運用ソリューションの提供だけに留めず、清水建設が全国に導入している「DX-Core」のシステムメンテナンス(リモート対応や、現地でのエンジニアリング作業)にも拡大する予定だ。
具体的には、NTT東日本が提供する保守運用業務トータルサポートサービス「ダイヤモンドサポート」のメニューに、「DX-Core」のシステムメンテナンスをラインナップする予定だという。
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