本日、株式会社デンソーテン、山都自動車株式会社、順風路株式会社、株式会社デンソーソリューションは、一般乗用タクシー配車とオンデマンド配車を一つの車載器で切り替えて運用する実証実験を、10月28日から岐阜県高山市にて実施予定であることを発表した。
これまで山都自動車が行っていたオンデマンド交通サービスは、一般乗用タクシーとのシステムが別々だったため、業務が煩雑になってしまい、限られた車両、ドライバー、オペレーションの効率的な運用が行えていないことが課題だった。
そこで今回の実証実験では、デンソーテンが新たに試作したタブレット型車載器向けアプリと、順風路のオンデマンド交通システム「コンビニクル」を活用して、別々だったシステムを連携することで、オンデマンド運行及び一般乗用タクシー運行業務を一つの端末で切り替えて運用する。
こうすることにより、オンデマンド運行実施後に、同一車両を一般乗用タクシー運行に切り替えることができる。また、同一システム内で複数事業者に配車を行うことも可能だ。
実証実験の流れは以下の通りだ。
- 利用者からオンデマンド配車依頼を受ける(電話)
- オペレータがシステムでオンデマンドの配車を設定 / 対応車両にメッセージを配信
- オンデマンド運行の準備(車両外装変更、車載器のタクシーからオンデマンドへのモード切替)
- オンデマンド運行を実施
- オンデマンド運行終了後、事業所へ帰所し、タクシー運行準備(車両外装変更、車載器のオンデマンドからタクシーへのモード切替)
- 通常営業通り、タクシー運行(オンデマンド運行 → タクシー運行 → オンデマンド運行の一通りの動作を確認)
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