株式会社バカンは本日、トイレの位置や設備、満空情報をマップ上に表示させる取り組みを、東京都が主催する「東京データプラットフォーム ケーススタディ事業」にて、2022年11月1日より開始予定であることを発表した。
この取り組みでは、スマートフォンなどから見ることができる、トイレの位置や満空・設備情報を地図上にのせた「トイレマップ」を構築する。(トップ画イメージ)
今回のケーススタディ事業では、東京都が持つ渋谷区のパブリックな施設や商業施設のトイレ設備データや、弊社が設置するセンサから取得されるデータ、利用者が入力するデータなどを組み合わせることで、東京都渋谷区の「トイレマップ」の実現を目指すとしている。
また、バリアフリートイレなど、満空情報のニーズが高い場所については、トイレ向け空き情報可視化IoTサービス「VACAN Throne(バカン スローン)」(以下、Throne)を活用することで、リアルタイムの混雑情報を検知して発信する。
Throneは、小型センサをトイレ個室に設置することで、トイレの空き情報をリアルタイムに可視化することができる。検知した情報の配信は、デジタルサイネージやwebサイト、アプリなどへ対応しており、取得したトイレの使用データを活用することで、清掃作業に活用することも可能だ。
さらにトイレマップは、利用ユーザ自身でも、トイレの設備情報などを更新できる仕組みを構築することで、自治体・企業・住民がサービスの改善、向上に参加し、継続的にアップデートできる仕様となっている。ユーザ参加型にすることで、設備情報の正確性の維持を図ると共に、パブリックトイレの自分ごと化を促す効果も期待されている。
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