これまでの水質監視(油膜の監視)は、人による目視が基本であり、完全性や生産性の点で課題を持っていた。
株式会社イクシスは、AI水質監視サービスをリリースした。
同サービスでは、イクシスの定点カメラ「GENBA-Monitor」を置くことで水質の異常(浮遊物や泡の発生、色味の変化など)をリアルタイムに検知することを目指しており、2023年7月時点で水面に浮遊する油膜検知の実用化に成功している。
一般河川や定期的な水質判定が必要な施設等で、定点カメラからほぼリアルタイムの水質判定を行い、現場の負担を軽減する。異常検知時には、登録したメール宛てに通知を行い、速やかな状況把握に役立てることができる。
水面の状況は、季節や時刻により刻々と状況が変化する。イクシスのインフラ向けAIは、このような屋外の状況変化にも対応し、水質異常(油膜検知)だけを検知できるものとして開発された。新規に設置する現場でも、短期間の学習で対応可能だ。
同サービスは、現場にカメラを設置するだけで導入できる。単管のみで設置ができ、電源もAC100V電源だけでなく、ソーラーでの給電も可能だ。GENBA-Monitorからサーバーに定期的に送られてくる画像でAI解析を行うので、現場へのサーバー設置は不要だ。
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