株式会社五竜は、同社が運営するスキー場「エイブル白馬五竜」に、株式会社キュリネスが運営するインバウンド観光客向けスマートコンシェルジュサービス「QRSKI(キューアールスキー)」を導入したことを発表した。
「QRSKI」は、スキー場に特化したAIスマートコンシェルジュサービスで、施設やイベント等の情報を英語や中国語で提供する。また、自動翻訳やAIチャットによる接客が可能だ。
「エイブル白馬五竜」では、2023年12月末にプレローンチをし、2024年1月より本格的にサービスを導入する予定だ。サービス・スタート時点では、中国のチャットアプリ「Wechat」のミニプログラムをベースに、中華圏観光客向けの情報発信とAIチャットによるスマート接客が先行し、2024年1月中旬にはWeb版のリリースにより、英語圏と日本語への対応が可能となる。
また、来場した観光客を周辺の宿泊施設や飲食店、交通機関などへ、電子クーポン配布などで案内することで、地域全体に消費を拡大していく仕組みを目指すとしている。
さらに来シーズンには、来場前にリフト券やレンタル品の予約・決済ができるECサービスを実装する計画で、外国人観光客の利便性向上に加え、予約・決済の履歴をもとに本格的なデータ分析を行う計画だ。
また、春~秋期にオープンする「白馬五竜高山植物園」のコンテンツ発信やチケット販売も予定している。
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