山形県小国町と東日本電信電話株式会社山形支店(以下、NTT東日本)は、地域の除雪問題解決に向け、自動除雪の実証実験を行うと発表した。
小国町とNTT東日本は、2023年6月に「DX推進に関する連携協定」を締結し、地域課題の解決に向けた取り組みを共同で始めている。これまで、内閣府の地方創生人材支援制度を通じて、NTT東日本の社員が小国町に派遣され、地域課題の解決に協力してきた。
そして今回、小国町とNTT東日本は、AIやIoTのデジタル技術を活用した「自動除雪」に関する実証実験を行うことになった。これは、地域の除雪課題に対する解決策や除雪ドローンの利用シーンなどを検証するためだ。
実証実験では、積雪深の自動監視と自動除雪機の運転が行われる。積雪深の自動監視では、アクセルマーク株式会社の製品「YUKIMI」を利用し、人の目視監視なしで積雪深を監視。積雪が閾値に達した時点で除雪機に除雪通知を行う。
自動除雪機の運転では、エバーブルーテクノロジーズ株式会社のプロトタイプを利用し、積雪深監視システムから発報をクラウド連携で受信することで、GPS制御で無人での除雪運転を実施する。
なお、実証実験は、2024年2月15日と16日に小国町本庁舎北側職員駐車場で行われる予定だが、当日の降雪状況により、道の駅白い森おぐにやNTT東日本小国ビル等に変更する可能性があるとしている。
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