横浜市水道局及び東京電力パワーグリッド株式会社(以下、東電PG)は、水道スマートメータの導入検討に関する協定を締結した。この協定により、共同検針による水道スマートメータの技術的検証及びシステム整備の合理化に向けた検証を行う。
具体的には、電力スマートメータ通信ネットワークを、水道の自動検針に共用する方式(以下、共同検針)の実証実験をモデル事業で行う。その目的は、水道スマートメータの導入費用の低減化と、通信品質の検証だ。
なお、東電PGエリアではすでに電力スマートメータの全数設置が完了しており、安定した通信品質が確認されているとのことだ。また、一般的な住居では水道メータと電力スマートメータが設置されており、近距離での通信が可能なのだという。
協定期間は2024年3月28日から2028年3月31日までで、2024年度には横浜市水道局施設内でIoTルートの信頼性検証を行い、2025年~2027年度には横浜市域でIoTルート実装済の電力スマートメータを活用した共同検針の技術・運用検証を行う予定だ。
両者の役割は、横浜市水道局が実証環境の提供、水道スマートメーターの技術検証、水道検針データ収集における運用検証を担当。東電PGは電力スマートメーター通信ネットワークの提供、IoTルート等の技術検証を行うとのことだ。
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