東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は、Digital&Dataイノベーションセンター(以下、DICe)が、生成AIモデル「Gemini」を含むGoogleおよびGoogle Cloudの技術を活用して開発した旅行計画支援サービス「JR East Travel Concierge」の実証実験を、2024年7月29日より開始すると発表した。
「JR East Travel Concierge」は、生成AIを活用したチャット形式の対話や、「スポット提案」「情報提供」「旅程生成(トップ画)」の3つの機能より、旅行者のニーズに即した旅先の提案や、旅程を生成するWebサービスだ。
提案されたスポットに好みでない場合は、対話を通じてより自分好みの提案へとブラッシュアップすることができるほか、日本特有のルールや日本の文化についてなど、ユーザの持つ日本での旅行への疑問や不安に回答する。
実証実験では、旅マエおよび旅ナカの訪日外国人をターゲットに、ユーザからのフィードバック等を取得して有効性の検証を行い、今後の訪日外国人向けサービスの向上に活かす。
また、訪日外国人の「JR East Travel Concierge」利用状況や、サービスが提案するスポットや旅程に対する満足度をアンケートやログデータを通じて検証する。
なお、「JR East Travel Concierge」は、2024年2月よりアジャイル開発手法を用いて開発しており、実証実験期間中も様々な改善点を収集し、今後のブラッシュアップにつなげていくとしている。また、他サービスとの連携や情報の拡充を検討していくとのことだ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。