株式会社アイシンは、同社が開発した音声認識システム「YYSystem(ワイワイシステム)」が、阪急電鉄株式会社の大阪梅田駅に本格導入されたと発表した。
「YYSystem」は、リアルタイムに音声を認識し、文字化してスマートフォンや透明ディスプレイに表示することができるシステムだ。
駅の窓口に「YYsystem」を導入することで、聴覚障がいや高齢で耳の不自由な方々への案内を行うことができるほか、インバウンドの方々に対しても、27カ国語に対応した翻訳機能によって窓口対応を行うことが可能だ。
アイシンと阪急電鉄はこれまでにも、2025年の大阪・関西万博の開催を控え、駅の利用客増加が見込まれる大阪梅田駅内の複数の案内カウンターで、「YYSystem」を活用した窓口対応の実証実験を行ってきた。
実証実験においては、駅員と乗客のコミュニケーションがスムーズになり、駅員の負担軽減と、乗客へのわかりやすい案内が可能となったという反響が得られたのだという。
実証実験での成果を受け、駅でよく使われる言葉や表現に適切に対応できるよう改善を図り、利便性を向上させたことで、今回本格導入に至った。
今後は、導入する窓口を順次拡大していくとしている。
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