サイトアイコン IoTNEWS

KDDIと日立物流、5GやAI等を活用して物流センターの最適化に向けた実証実験を開始

KDDIと日立物流、5GやAI等を活用して物流センターの最適化に向けた実証実験を開始

少子高齢化、労働人口の減少による物流センターの労働力不足、EC事業者などの台頭による小口配送需要の増加により、物流センター運営の省人化・効率化は物流業界共通の課題である。また、物流センターの運営は「現場が広く・見通しが悪い、作業者が多く・多層階に分散」など、管理者への負荷が高く、安全面、効率面などの適時適切な状況把握が課題となっている。

一方「高速・大容量、低遅延、多接続」の特性をもつ5Gは、2020年春より商用開始する予定であり、さまざまな業界において実証実験が実施され、物流領域への活用も大きく期待されている。

そこで株式会社日立物流とKDDI株式会社は、5Gを活用した物流の高度化に向けた実証実験を2019年11月から2020年10月まで実施することに合意した。

今回、日立物流とKDDIは次世代物流センター構築の一環として、5Gの活用による各種センシングやAIによる画像認識技術などを駆使し、作業者一人ひとりのリアルタイムな動態把握による安全な職場環境の構築に加え、倉庫内の状況変化を一元で管理、監視し統制することで、物流センター運営全体の最適化に向けた実証実験を行う。詳しい実験内容は以下の通り。

  1. KDDIが有するビジネス開発拠点「KDDI DIGITAL GATE」を活用した基礎技術の実証
  2. 日立物流の首都圏地区のアセットに5G環境を構築し、実フィールドでの各種実証実験を実施
モバイルバージョンを終了