倉庫業務効率化の実現に向けて、株式会社テクノスジャパンは、RFルーカス株式会社と、テクノスジャパン独自のプラットフォーム「Tecnos Connected Business Platform(以下、CBP)」が提供するコネクタAPIを利用して、電子タグ「RFID」の位置情報を基幹系情報システム(以下、ERP)に連携する実証実験を2019年11月に開始する。
CBPとは、ERP関連システム、AI・IoT・ブロックチェーンなどのDX技術を駆使して、業務プロセスの最適化を実現することを目的にテクノスジャパンが構築したプラットフォームだ。
また、RFIDとは、ID情報を埋め込んだRFタグから、電磁界や電波などを用いた近距離(周波数帯によって数cm~数m)の非接触無線通信によって情報をやりとりするもの、およびその技術全般を指す。RFルーカスが持つ技術は、物品の位置情報をデジタルデータとして高精度で一括収集することができる。
同実証実験は、テクノスジャパンのCBPと、RFルーカスのRFID高精度位置特定技術を連携したソリューションを提供していくためのもので、サービス開始に向けてAGV(無人搬送車)等を活用し、実際に倉庫運営の効率化や、物流を可視化するための実験を行う。同ソリューションは、RFIDタグが貼付された物品の探索や自動での全物品の位置情報管理を可能とし、棚卸作業や物品探索の省力化、業務効率化、人手不足解消などに貢献する。
同実証実験では、入出庫実績や実地棚卸結果のシステムへの反映に関する非リアルタイム性・ヒューマンエラーの解消に対応する。まずは棚卸作業に関連する部分のデータ連携を検証し、その後入庫実績、出荷実績データを連携させることで物流プロセスの効率化を目指す。
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