スタイルポートは1月18日、3Dコミュニケーションプラットフォーム「ROOV(ルーブ」のクラウド型VR内覧システム「ROOV walk(ルーブウォーク)」が、日本GLPの神奈川県平塚市の物流施設「GLP平塚II」と「GLP平塚III」で採用されたと発表した。
「ROOV walk」は、未竣工の物件について、スマートフォンやパソコンのインターネットブラウザを使って、3DCGの仮想空間内を自由に動き回ることで、様々なシミュレーションで建築後の様子を具体的にイメージできるクラウド型VR内覧システム。
「ROOV walk」が採用された日本GLPの「GLP平塚II』と「GLP平塚III」は、神奈川県平塚市のツインシティ大神地区土地区画整理事業施工地区内に建設する物流施設。設計段階から地球環境、地域との共生に配慮しており、ECや流通加工ニーズなど、様々な業種に柔軟に対応する。2023年6月以降に順次竣工(しゅんこう)を予定する。一方で、施設の建設地が、区画整理事業施工地区内のため、建物が建ったときの実際のイメージが湧きにくいという課題があった。
そこで、日本GLPではその解消にシステムを導入。「ROOV walk」で、実際に歩き回るように自由自在に物流倉庫内をVR内覧できることに加え、建物外観や敷地周辺も再現。エントランスからの距離感や、公園、バスターミナル、商業施設など周辺施設との立地関係の把握、実際にその場にいるかのような大規模開発プロジェクトのスケール感を体感できるようにした。
また、物流施設の営業活動では、対面営業が主のため、興味関心のある顧客が現地に行くことなく、オンラインで検討できる手法を模索する中、「ROOV walk」が、インターネットブラウザでVR内覧ができることから、そのURLを顧客に配布し、いつでもどこでも検討をしてもらえるようにした。
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