NTTデータグループのコンサルティングファーム会社、クニエは2月8日、サプライチェーンネットワーク(SCN)の最適化を支援するサービス「サプライチェーンネットワーク・リデザイン」を同日から開始したと発表した。
SCNの可視化と課題の抽出・評価を行い、サプライチェーン(SC)の再設計を支援するコンサルティングサービス。供給コスト、途絶リスク、GHG(温室効果ガス)/ESG(環境・社会・ガバナンス)と4つの観点から課題抽出・評価を実施。
それらを総合的に勘案したSCNの再設計を支援する。可視化や最適化シミュレーションには、オランダのソフトウエア会社、AIMMS(エイムス)のデジタルツール「Supply Chain Network Designアプリケーション」を活用する。
クニエによると、従来のサプライチェーンマネジメント(SCM)は、サプライヤーや工場、物流ルート、販売倉庫など、SCNは大きく変わらない前提で行われていた。しかし、現在は供給に影響を与える要因が多様化し、調達、生産、物流などの領域がボトルネックになるなど、既存のSCNでは供給リスクに十分に対応できない場合が多くなっているという。
加えて、経営・事業戦略の変更などで、SCNそのものを再設計する必要性が増大しているが、SC全体を見渡して分析する機能や組織がないことなどから、SCNの評価と評価に基づくネットワークの見直しの検討や実施ができているケースは多くないとしている。そこで、クニエでは、SCNの再設計を行うコンサルティングサービスを提供することにした。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。