セイノーホールディングス(HD)は2月10日、群馬県安中市、エアロネクストと、安中市内の複数地域で、新スマート物流の構築に向けたドローン配送の実証実験を2月8日に実施したと発表した。
実証は、22年10月4日に安中市、セイノーHD、エアロネクストが締結した、ドローンを含む次世代高度技術の活用で地域課題を解決する「新スマート物流」の構築に向けた包括連携協定に基づく第一弾。国土交通省の「CO2削減に資する無人航空機等を活用した配送実用化推進調査事業」を活用した取り組みになる。
具体的には、セイノーHDとエアロネクストが開発推進するドローン配送と陸上輸送を融合した新スマート物流「SkyHub」の社会実装で、地域自主組織や地元事業者と連携し、買い物弱者、医療弱者などの社会課題解決のための様々な用途活用やビジネス採算性の検討を目的に実施。
小学校、ゴルフ場、病院の3か所を結ぶ複数ルートを、新幹線を活用した貨客混載やオンライン診療からの3名分の処方薬と買い物代行の商品の混載を組み込みながら、農産物、フード、処方薬など、常時積み荷を空にすることない一連のチェーンドローン配送飛行(全ルートでレベル3飛行)を行った。
3者は実証後、まず安中市の旧松井田町で新スマート物流「SkyHub」の今年度の実装を推進する。今後は、市の課題や市民のニーズに沿って、ドローンを含む次世代高度技術の活用し、安中市が抱える地域の課題解決と活性化に図るとしている。
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