セイノーホールディングス(HD)は3月3日、北海道の厚真町、電通北海道、エアロネクスト、NEXT DELIVERYと、「災害時を想定した避難所への救援物資のドローン配送」の実証実験を実施したと発表した。
今回の実証では、災害時を想定し、物流専用ドローン「AirTruck」で避難所への救援物資の配送実証を行うとともに、上空からドローンで町内の被災状況の確認を想定した撮影も実施した。
具体的には、災害で道路が寸断され、陸路での救援物資の運搬が困難な状況を想定。豊丘マナビィハウスと、2018年に発生した胆振東部地震の際に、最大震度7の揺れを観測した鹿沼エリアにある鹿沼マナビィハウスをドローンでつなぎ、町民に救援物資が届けた。
実証はセイノーHDとエアロネクストが開発推進するドローン配送と陸上輸送を組み合わせた物流システム「SkyHub(スカイハブ)」の社会実装の検討に向けたもので、NEXT DELIVERYが実施を担当した。
セイノーHDなどでは今後、ドローン配送で、買い物難民向けの買い物代行サービスを検討するほか、医薬品の配送、フードデリバリーの配達代行、共同配送や貨客混載なども組み込み、地域コミュニティ活性化を目指した取り組みを進める考え。
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