NEXT DELIVERYは3月6日、茨城県境町で住民向けのドローン配送サービスのデモンストレーションを2月28日に実施したと発表した。エアロネクストとセイノーホールディングス(HD)が開発・展開するドローンを活用した物流システム「SkyHub(スカイハブ)」の始動に向けた取組みで行った。
今回のデモでは、市街地から地上輸送とドローン配送を連結し、境町金岡地区の住民に、「ローンデポ境町」の並びにある山田屋のラーメンと地元の食事処の割烹ひさしの牛サーロイン弁当をドローンデポから車で約5分の旧ゲートボール場まで軽バンで運び、エアロネクストの物流専用ドローン「AirTruck」に搭載。約3kmの距離を約5分の飛行を行い、注文者の元に届けた。
境町、セイノーHD、エアロネクスト、BOLDLY、セネックは「ドローン、自動運転バスを含む次世代高度技術の活用に関する協定」を、2022年10月3日に締結。協定を基に、「SkyHub」の拠点となる「ドローンデポ境町」を、2023年2月3日に開所しており、今回のデモンストレーションはその具体的な活動の一環となる。
NEXT DELIVERYは、エアロネクストの子会社で、ドローン運航や「ドローンデポ境町」の運営を含む「SkyHub」の実質的な実施推進を行っている。
同社は今後も、境町で、ドローンや自動運転バスを活用した効率的な物流システムをベースに、境町の課題や市民のニーズに沿ったサービスを展開。物流業界の課題解決やCO2削減を図るとともに住民の利便性向上や地域経済の活性化を目指すとしている。
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