近年、製造・物流業界では、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)が活用され始めているが、AGV・AMRを複数台運用する際、様々な問題が発生するケースがある。
例えば、AGV同士が見合って静止してしまったり、AGVが遠回りしたりなどの問題が発生している。
そこで、Industry Alpha株式会社は、複数台のAGVの動きを最適化する「群制御モジュール」を導入し、スマート倉庫における効率的な搬送の自動化を実現したことを発表した。
群制御モジュールは、複数台のAGVの最適制御を可能にするモジュールのことで、群制御と呼ばれる複数のAGVが同じ作業場所で協調して動作することができる技術を応用したシステムだ。
Industry Alphaは今回、物流倉庫内のピッキングエリアにて、ピッキングアシストAGVを6台導入した。
特に今回の取り組みで使用される倉庫では、人とAGVが共に作業する環境を構築する必要があった。そこで群制御モジュールを活用し、AGV同士が位置情報をやり取りすることで、エリア内を最短経路で走行する環境を実現した。
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