ノルウェーのロボティクス企業のAutoStore(オートストア)は3月17日、自動倉庫システムで商品出し入れ作業を行うワークステーション「FusionPort(フュージョンポート)」と「FusionPort Staging(フュージョンポートステージング)」を4月12日から全世界で販売すると発表した。
「FusionPort」は、オペレーターの使い勝手を考慮して設計されており、2つの傾斜したワークステーションのビン開口部と視覚的なピッキングエイドを組み合わせることで、オペレーターが手作業で商品を移動する際の繰り返し動作の軽減を図った。
また、「ピック・トゥ・ライトシステム」と呼ぶ機能で視覚的に商品を識別し、オペレーターがピッキングを効率的に行えるようにした。さらに、ワークステーションには、ポートのピッキング準備が整った際だけ「ビン」(専用コンテンナ)にアクセスできるようにする安全ハッチを追加した。
一方、「FusionPort Staging」は、ピッキングとステージングを1つのポートに統合することで業務を効率化できるように設計。ステージングに必要なスペースを少なくて済み、床面積コストを削減できる。「FusionPort」と同様、視覚的なピッキングエイドと安全ハッチを装備。組み立て式のため、設置が容易にできる。
2つのワークステーションは、コンパクトな外装設計で、追加の自動化機器などと統合時の柔軟性を実現。「FusionPort Staging」は、既存倉庫の床面積に対し最大4倍の保管容量を確保できる。
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