大和ハウスグループのフレームワークスは3月28日、花王が、豊橋工場敷地内に新設した物流倉庫に、同社が開発した自動化設備制御システム「Warehouse Control System(ウェアハウス・コントロール・システム(WCS)」を導入し、3月31日から稼働を開始すると発表した。
今回開発したWCSは、パレット立体自動倉庫やAGV(無人搬送車)、知能ロボットなどの自動化設備を統合的に制御し、完全に自動化された物流倉庫を実現する。また、Hacobuのトラック予約受付システム「MOVO Berth(ムーボ バース)」と標準連携した。
花王は生産・物流機能一体型サプライチェーン拠点構築のため、スキンケア・ヘアケア製品を中心に多品種を生産する豊橋工場敷地内に、新たな物流倉庫を建設し、2023年3月27日に竣工。
物流倉庫には、ダイフクの120万梱の保管能力を持つ「パレット立体自動倉庫」や、Mujinの「AGV」「知能ロボット」を利用した自動化設備を導入。複数の荷物の積み付けパターンを自動で行うなど、人手に頼らない完全自動化を実現できる設計を、花王が主導で行い、1日に4万梱の入出荷能力を確保した。
また、「MOVO Berth」と連携し、トラックの予約と到着状況を考慮し、WCSから出庫指示ができるシステムも構築することで、トラック待機時間を削減できるようにした。
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