NEXT Logistics Japan(NLJ)は3月28日、自動運転フォークリフトと自律走行搬送ロボットを連携した荷積み・荷下ろしの自動化の実証実験を実施したと発表した。
実証では、自動運転フォークリフトを使い、NLJの運行を想定した、積み付けパターンでトラックへの荷積み・荷下ろしを実施。また、自律走行搬送ロボットを使って、自動運転フォークリフトと連携した荷さばき場での荷積み・荷下ろしを行った。さらに、NLJの取り扱い荷物実績に基づく、業界ごとの最適な荷姿パターンの検証と荷姿標準化による効果測定を行った。
NLJでは、実証の結果、自動運転フォークリフトと自律走行搬送ロボットの連携による荷役作業の自動化で、「ダブル連結トラックを含む、複数種類の車両での荷役」「車両の両側からの同時荷役」「同一荷室内における異種混載パレットの荷役」が、社会実装可能なレベルであることを確認した。
また、NLJの取り扱い荷物実績に基づく、パレットの種類と高さの要件を解析し、荷姿の標準化に向けて選定した9パターンのパレットを活用した効率化の検証では、複合積載率で最大84.4%の積載効率(業界平均は39%、NJL試算)を実現し、荷姿標準化による効率性向上の効果を確かめた。
同社は今後、自動運転フォークリフトと自律走行搬送ロボットの連携による荷役作業の自動化で、車両情報や荷物情報と連携したシステム環境の構築に取り組む。また、荷姿標準化では荷姿の標準化を働きかけていくとしている。
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