アリババグループの物流部門ツァイニャオ・ネットワークは4月25日、免税品を含む海外の高級品に特化した物流技術を発表した。
同技術は、海南省三亜市と澄邁県を起点とするスマート倉庫と物流ネットワークを活用。海南省の主要な空港、港湾、都市内の物流拠点をカバーすることで、免税品の注文から5時間以内に、省内で8つの主要ピックアップステーションへの配達を実現した。
スマート倉庫の免税品分別は、1時間に1000件以上の注文処理が可能なAGV(無人搬送車)で完全自動化し、人手作業の3倍の効率性を確保する。
また、海外ブランド品の配送は、高額でデリケートであることから細心の注意が必要になる。ツァイニャオでは、バッファ設計を採用した梱包材やスロープ接続された搬送設備などを活用し、商品の損傷の回避した。
そのほか、海外ブランドに対し、保税倉庫、輸出入越境輸送ルート、越境ECを含むさまざまな物流サービスを提供。例えば、海口市~シンガポール間、海口市~ジャカルタ間で、週4のチャーター便の運行など、航空貨物輸送網の強化にも注力しており、海外ブランドの海南省での物流ルート構築を支援している。
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