YKK AP、物流DX・ロボティクス化を推進する「首都圏DC」を開設

YKK AP株式会社は、首都圏エリアに向けた住宅用商品の供給体制を強化するため、配送拠点「ESR加須ディストリビューションセンター2」内に、物流DX・ロボティクス化を推進する物流拠点「首都圏DC(Distribution Center)」を開設し、2023年10月2日から稼働する。

「首都圏DC」では、構内作業に棚搬送型ロボットを導入し、作業者のいる場所へロボットが在庫保管棚を運んでくるGTP(Goods To Person)システムを運用する。これにより、定位置にいながら、ピッキングと100トラック方面の仕分けを一度に実施することができる。

左:GTPエリア全景 右:仕分け作業の様子

また、トラックドライバーの夜間・長距離輸送の回数を削減する。YKK APはこれまで、1都7県の首都圏エリアへの供給は、全国各地の製造拠点や物流拠点から商品を輸送していたが、在庫保管し受注に応じて出荷する保管型物流拠点「首都圏DC」を首都圏エリア内に開設することで、夜間・長距離輸送の回数を削減する。

そして、アイテム別や納期別など、細分化した需要予測に基づき適正在庫を管理し、リードタイムを確保する。これにより、リードタイム別に適切な輸送方法を選択し、輸送距離700km以上は輸送方法をトラックから鉄道や船舶に転換するモーダルシフトを推進する。

YKK APは、「首都圏DC」開設により、各物流拠点の在庫バランスの適正化を図り、モーダルシフトによる2025年度のCO2排出量30%削減(2022年度比)を目指すとしている。

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