JPRとupr、共通のレンタルパレットサービス基盤「XROP」の本格運用開始

現在、トラックドライバー不足を背景とする「物流2024年問題」に直面している。この課題解決のひとつとして、積荷を手作業で積み下ろしすることによる荷役や待機時間の削減が挙げられている。

こうした中、日本パレットレンタル株式会社(以下、JPR)とユーピーアール株式会社(以下、upr)は、両社の共通のサービス基盤「X-Rentalオープンプラットフォーム」(以下、XROP)の本格共同運用を、2024年5月7日より開始した。

「XROP」は、レンタルパレットを多数の企業で循環利用するために、物流容器、IT、人的なサポート、ロジスティクスの機能を共通化した基盤だ。

JPRは、2023年11月に先行して「XROP」を介したサービスの提供を開始しており、今回uprが「XROP」への移行を完了したことから、「XROP」の本格運用を開始した形だ。

これにより、両社の顧客は「XROP」を通じて、JPR、uprのパレットの発注・返却、受払い、問い合わせなどの機能やサービスを受けることが可能になる。あわせて、両社間ですでに実施している、パレット回収における輸送車両の共同運行などを拡大していく。

また、「XROP」は、JPRとuprが提供してきたシステムを共通化するだけではなく、多様なアプリケーションとの連携を可能にする。

JPRは、納品伝票電子化「DD Plus」や、共同輸送マッチングサービス「TranOpt」に加え、TSUNAGUTE社のバース予約システム「telesa-reserve」の連携を実装済み、または計画中だ。

一方uprは、アクティブRFIDタグを搭載したクラウド型パレット管理システム「スマートパレット」や、AI画像診断を用いたパレットカウントアプリ「パレットファインダー」との連携を予定している。

今後は、他のレンタル事業者や自社で物流容器を所有・運用する企業に対しても「XROP」への加盟を募り、サービスの提供範囲を拡大する計画だ。

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